Apache での認証に Django のユーザデータベースを使う

revision-up-to:7127 (0.97pre SVN)

Apache を使っていると,同期を保ちながら複数の認証データベースを維持するとい う問題によくぶつかります.そこで, Django の 認証システム に対して直接 Apache から認証をかけるよう設定できます.例えば以下のような処理を実現できま す:

  • 認証ユーザだけを対象に,静的ファイル/メディアファイルを Apache から 直接提供できます.
  • 特定のパーミッションを持つ Django ユーザだけに Subversion リポジト リへのアクセスを許すよう認証をかけられます.
  • mod_dav で作成した WebDAV 共有への接続を特定ユーザに許可できます.

Apache の設定

Django の認証データベースを Apache 設定ファイルからチェックするには mod_python の標準の Auth* および Require ディレクティブと共に, PythonAuthenHandler ディレクティブを使います:

<Location /example/>
    AuthType Basic
    AuthName "example.com"
    Require valid-user

    SetEnv DJANGO_SETTINGS_MODULE mysite.settings
    PythonAuthenHandler django.contrib.auth.handlers.modpython
</Location>

Apache 2.2 で認証ハンドラを使う場合

Apache 2.2 を使っている場合には、あと 2 ステップほど作業が必要です。

まず、 mod_auth_basicmod_authz_user をきちんとロードさせね ばなりません。これらのモジュールは、 Apache のコンパイル時に静的に組み 込まれているか、 LoadModule を使って動的に組み込みます (この囲みの 末尾に例があります) 。

また、 Apache が他の認証用モジュールを使おうとしないように、設定のため のディレクティブを挿入しておく必要があります。ロードした認証モジュール によって、以下のいずれか、または複数のディレクティブが必要です:

AuthBasicAuthoritative Off
AuthDefaultAuthoritative Off
AuthzLDAPAuthoritative Off
AuthzDBMAuthoritative Off
AuthzDefaultAuthoritative Off
AuthzGroupFileAuthoritative Off
AuthzOwnerAuthoritative Off
AuthzUserAuthoritative Off

Apache 2.2 での設定全体を、2.0 との違いを太字にして示します:

LoadModule auth_basic_module modules/mod_auth_basic.so
LoadModule authz_user_module modules/mod_authz_user.so

...

<Location /example/>
    AuthType Basic
    AuthName "example.com"
    AuthBasicAuthoritative Off
    Require valid-user

    SetEnv DJANGO_SETTINGS_MODULE mysite.settings
    PythonAuthenHandler django.contrib.auth.handlers.modpython
</Location>

デフォルトでは,認証ハンドラは staff のマークのついたメンバだけに /example/ へのアクセスを制限します.この挙動を変更したければ, 以下の PythonOption ディレクティブを使います:

PythonOption 説明
DjangoRequireStaffStatus

on に設定すると, "staff" ユーザ (is_staff フラグの立っているユーザ) だけにアクセスを許可します.

デフォルトは on です.

DjangoRequireSuperuserStatus

on に設定すると,スーパユーザ (is_superuser フラグの立っている ユーザ) だけにアクセスを許可します.

デフォルトは off です.

DjangoPermissionName

アクセスに必要なパーミッションの名前 です.詳しくは カスタムのパーミッション を参照 してください.

デフォルトでは特定のパーミッションを 必要としません.

場合によって, SetEnv が mod_python の設定としてうまく働かない場合があ ります.この原因はよくわかっていません. mod_python が DJANGO_SETTINGS_MODULE をうまく認識できない場合, SetEnv の代りに PythonOption を使ってみて下さい.以下の二つのディレクティブは同じ意味で す:

SetEnv DJANGO_SETTINGS_MODULE mysite.settings
PythonOption DJANGO_SETTINGS_MODULE mysite.settings